技術・製品紹介

舌画像撮影システム TIAS(Tongue Image Analyzing System)

画像処理技術の伝統医学への応用

画像処理検査装置、オフィスファニチャーや福祉・医療機器にて育まれた技術やノウハウを活かし、新たな計測・解析システムの開発に取り組んでおります。

その一例として、千葉大学と共同開発をした舌画像撮影システムTIAS(Tongue Image Analyzing System)があります。

舌診は和漢診療において重要視されており、舌の状態(色、形状、乾燥、湿潤、質感など)を観察することにより、患者さんの心身の状態を把握することが行われております。
(共同研究先 千葉大学 中口研究室

舌画像撮影システムTIASを用いて、伝統医学の可視化、遠隔医療への応用を目指して研究・開発を行っております。

本製品(舌画像撮影システムTIAS)は、現在、研究開発を中心に活動しており、製品の販売は取止めております。

仕様

光学系
  • 照明(LED)
  • カメラ
  • レンズ
積分球
  • 材質: ABS
  • 内部表面は酸化バリウムにてコーティング
装置本体
  • サイズ W:450×L:610×H:580
  • 電源 AC100V 電流 3A
その他
  • 顎のせ台
  • 校正用カラーチャート

舌画像撮影用カラーチャート(Color chart for Tongue Imaging)

このチャートは、膨大な数の舌色分布より色再現に必要となる厳選された舌色12色を含む24色にて構成されております。舌画像撮影システムにおいて、このカラーチャートを撮影することは、撮影の主対象となる舌の色を再現するための重要な手段となり、撮影照明光の経時変化、撮影デバイス・パラメータの差異による舌色再現への影響を把握することが可能となります。

今後普及する遠隔医療において、遠隔地の患者様の状態を正確に把握するため、デバイスの校正に活用することも目指しております。

標準タイプ コンパクトタイプ
サイズ W:53×L:80 W:28.5×L:41.5
パッチサイズ 10 5
パッチ間隔 13 6.5
Colours Cyan Magenta, Yellow, Red, Green, Blue, White, Gray1-4, Black, Tongue color 1-12

(寸法単位: mm)

共同研究先:国立大学法人千葉大学、ISO/TC249 WG4 規格検討会